よくある質問

なぜここで風力発電事業を行うのか?

本風力発電事業計画エリアは
  • 風況が期待される
  • 電力会社への接続が可能
  • 発電所の各部材の輸送の可能性が高い
  • 利用可能と考えられる土地がある
などの理由から風力発電所を立地するに適した場所であると判断したからです。
今後、詳細な調査、予測および評価を通じて最終的に事業を決定したいと考えております。

想定される影響は何かあるか?

水質への影響、風車の影の影響、動植物への影響などが考えられます。
各項目について今後の環境影響調査・予測・評価を行い、皆さまに結果をお知らせしてまいります。

工事の際に、住民の生活へ影響が出ないように考慮できるのか?

工事を計画するにあたり、通行規制、通行止め、大型工事車両の通過、などが必要となります。警察や道路管理者と協議し、対応事項をとりまとめたうえで、皆さまにおしらせいたします。

また、排水対策を行うなど、工事中に濁水が流れることがないように配慮いたします。
(排水設計の内容については、設計が確定次第おしらせいたします)

風車は地震や台風時でも耐えられるのか?

現時点で風車の型式は確定しておりませんので、風車の設計の内容についてお伝えすることはできないため、風車の設計についてお答えします。

風車の設計では、電気事業法の工事計画届の制度にもとづき、経済産業省により決められたプロセスを経て決定いたします。
その際、地震や台風の発生状況や地形地質を考慮し、風車基礎、タワー、風車各部材の構造強度を評価してまいります。

しっかりと審査を受けた風車が設置されることになります。

風車からの騒音や低周波音について問題ないのか?

騒音や低周波音は、距離が離れるほど減衰していきますが、地形等の状況により騒音の伝搬状況は大きく変わる可能性もございます。

今回の計画では、十分に離隔距離をとっておりますので、影響の程度は十分に小さいと考えておりますが、今後予測評価にあたっては地形による音の伝搬状況を等を考慮した予測を実施します。

その結果を踏まえ、騒音や低周波音の影響を低減できる風力発電機の配置を検討いたします。

予測にあたっては、風車騒音に関する指針(2017年環境省)に基づき行い、条件を満たすような機種、配置を検討してまいります。

景観への影響はどのように評価するのか?

眺望点から風車がどのようにみえるかをフォトモンタージュにより確認し、風力発電機の配置位置を慎重に検討してまいります。

眺望点の設定につきましては、県や市と協議して決めていきます。

風車の影の影響についてはどのように考えるのか?

風車の影について、離れれば離れるほど影響は小さくなっています。

予測では、距離だけではなく角度や周辺の地形も考慮してシミュレーションを行うことで、どのように影がかかるのか確認し、その結果をお示したいと考えています。

猛禽類や希少動植物への影響はどう考えるのか?

今後の調査のなかで、配慮が必要な種が確認された場合には、専門家のご意見を参考にして、風車配置計画を含めて検討してまいります。

また、風車を設置するのに木を切ったり、工事の車が走ったりもするので、生態系や自然への影響はゼロということはありません。

その影響を可能な限り小さくするために、伐採する範囲などはきちんと設計して必要最小限に抑えるようにする等、影響を極力小さくしていくように事業を進めていきたいと考えております。